今年の関東は早くも梅雨明け。
前日の会長は猛暑の中、働きながら6リッターを超える水分を摂取したのでした。
「今日もかなり暑いけれど、ちょっと池袋にでもお散歩にいこうじゃあないか」
と言うことで、ニョーボさんと連れ立って徒歩で池袋へ。
直射日光があまりに強いのでなるべく日陰を歩きます。
一日で一番暑い昼下がり。さぞかし人出は少ないだろうと思ってるとそうでもありません。
予想に反して街は人で溢れていたのでした。
メトロポリタンプラザでは新潟南魚沼の観光PR中。
夏の盛りはまだまだこれからと言うのに、あやしげなゆるキャラも登場してスキーの宣伝です。
東西連絡地下通路に潜ればまたなにやら人だかりが。
白塗りの人が舞台の上で笑顔を振りまいています。
すわ、
アウトサイドロームかと思えばいいえ違います。
こちらは京都観光のPR中でした。
「なんなの?この人たちは自衛隊の人たちなの?」
東口の地上に出ると、ここにもなにやらPR中の人たちが。
自衛隊だなんて、いいえ、そんなことがあるわけがありません。
池袋名物、右翼の街宣です。
「いやあ、あれは彼らの伝統的な衣装でさ、別に自衛隊とは関係はないんだよ」
厳かに君が代が流れる中そそくさと二人は先を急ぎます。
お腹がすいたけど何を食べようかと迷ったときはここ、会長は宮城ふるさとプラザを選びます。
宮城をPRするアンテナショップなのですが、店内の飲食コーナーの牛たん定食は会長のお気に入りなのです。
生ビールで渇いた喉を潤し、牛たん焼きに舌鼓を打ちます。
まだ日が高いと言うのに会長はほろ酔い気分。
愛煙家に都合の良いことに、ふるさとプラザを出てすぐ目の前の歩道には喫煙コーナーがあります。
飲食の満足感の余韻の中で喫する煙草はまた格別なのです。
それを待たされるニョーボさんは喫煙時間に比例して機嫌が悪くなるのです。
やはり屋外は暑い。
サーティワンアイスクリームの店の前には行列ができています。
再び地下へ潜るとそこには北海道をPRするアンテナショップ北海道どさんこプラザがありました。
つい何ヶ月前はたしかスパゲティのお店があったはずでしたが、店頭では北海道の牛乳を使ったソフトクリームを販売しています。
さほど感動するような味でもないのですが、暑い時はやっぱりソフトクリームが美味しい。
店内には北海道の特産品が所狭しと並べられてますが、会長が興味を示したのは白樺樹液100%ドリンク森の雫です。
180mlで315円とはちとお高いが、なにやら北欧ではサウナのあとの水分補給に用いるとかポップには書いてある。
樹液と言われれば昆虫の群がる夏の雑木林のクヌギの甘い香りやメープルシロップが思い浮かぶのですが、購入してさっそく飲んでみて会長は首をかしげている。
ほぼ無味無臭。甘いわけでもすっきりさっぱりしているわけでもないなんとも形容しようもない味。
せめて500mlはないと水分補給の恩恵はあるまいに。
ヘチマ水の類のお仲間であろうと言うことで無理やり結論づけるのでした。